ロード世界選、ベルギー代表レビュー【男子エリートロードレース】

ロード世界選に向けて、ベルギー代表のメンバーが発表されました。

Boonen and Van Avermaet lead Belgian charge at World Championships

平地のスペシャリストを揃えたメンバー構成で、トム・ボーネンとフレフ・ヴァンアーヴェルマートがエースを務めます!

ロード世界選2016 ベルギー代表メンバー

トム・ボーネン(エティックス・クイックステップ)
フレフ・ヴァンアーヴェルマート(BMCレーシング)
オリバー・ナーセン(IAMサイクリング)
イェンス・ケウケレール(オリカ・バイクエクスチェンジ)
ヤスパー・ストゥイフェン(トレック・セガフレード)
イーリョ・ケイセ(エティックス・クイックステップ)
ニコラス・マース(エティックス・クイックステップ)
イェンス・デブシェール(ロット・ソウダル)
ユルゲン・ルーランズ(ロット・ソウダル)

・リザーブメンバー

ティモシー・デュポン(ヴェランダスウィレムス)
イブ・ランパート(エティックス・クイックステップ)
イェーレ・ワライス(ロット・ソウダル)
ヨーナス・ヴァンヘネヒテン(IAMサイクリング)

メンバーレビュー

スプリント力:★★★★☆
トレイン形成力:★★★★★
集団コントロール力:★★★★☆

ボーネンと、ヴァンアーヴェルマートがチームリーダーを務めます。

集団スプリントはボーネンが、逃げ切り狙いのアタッカーとしてヴァンアーヴェルマートが動くと思われます。

ボーネンは、来年のパリ〜ルーベで引退するとのことで、最後の世界選になります。とはいえ、カヴェンディッシュやクリストフたちに太刀打ち出来るスプリント力かと言えば、100%イエスとは言えないでしょう。

となると、ヴァンアーヴェルマートがエーススプリンターとしてスプリントする可能性もありますし、トレインを形成せず、2人でスプリントに挑む可能性もあります。

つまり、オリンピック金メダリストのヴァンアーヴェルマートには、自由が与えられるということです。

ただ、ケウケレール、ストゥイフェン、デブシェール、そしてルーランズのスプリント力も非常に高いです。

ケウケレールは所属チームのオリカ・バイクエクスチェンジでマグヌス・コルトニールセンの発射台を務め、デブシェールとルーランズは所属チームのロット・ソウダルで、アンドレ・グライペルの発射台を務めています。特にルーランズのリードアウトは力強く、ポジショニングも素晴らしいので、ボーネンはひたすらルーランズに付いていけばOKです!

ナーセンは独走力の高い選手で、ケイセとマースはエティックス・クイックステップの強力機関車の一角を担うルーラーです。

クラシックに強いイメージのベルギーですが、平地のスペシャリストたちをここまで揃えて来て、カタールの世界選への本気度がうかがい知れます。

強力なベルギートレインが最終ストレートを制圧する力は十二分にあると言えましょう。特に発射台が強力ですが、ボーネンとヴァンアーヴェルマートに、4強ピュアスプリンターに敵う力があるかどうかは、戦ってみないとわかりません。

なおブエルタで活躍した、ヨーナス・ヴァンヘネヒテンはリザーブメンバーに登録されているが、ジャンニ・メールスマンが選出外となりました。

同じく、フィリップ・ジルベールは完全フラットなコースは彼向きではないということで、選出外でした。

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